「天苑!?」
「っ!」
昔の思い出に苦しむことになるなんて…
頭が痛いですね…
今声をかけてきたのは…誰?
「珀炉…?」
「珀炉君じゃなくてすみません。」
この声は…
「漣斗ですか…何故?クラスに行ったのでは?」
まだ頭痛が残る頭を押さえながら起き上がる。
壇上の上で倒れるなんて…
考えてもいませんでした。
「忘れ物とりにきたの。
クラスまで送ってく?
巡回は今日は止めたら?」
「それは…」
流石にそれは困りますね。
巡回は流石に止めることはできないですし…
1人じゃなければ大丈夫なはず。
1人じゃなければ…?


