◇◆◇◆◇+珀炉SEID+◇◆◇◆◇
…風月祭が近づいてきた。
生徒会は目玉企画のことを話してるみたいだ。
今日も天苑を待つ。
・・・・
……あのことを天苑に言うべきだろうか…?
1人待つ俺はそればかりを考えていた。
実は、昨日…
───────
「珀炉に話があるんだ。」
夜、帰ってきた父さんは早々に俺を呼んだ。
いつになく真剣で、珍しく不安そうな父さんの顔を見ると
こっちまで不安になってくる。
「本当は天苑ちゃんに話すことなんだが、少し問題があってな。」
「どうゆうことだよ?」
天苑に話すことをなんで先に俺に話す?
訳がわかんねぇ。