───────
「では、この企画はこれで決定と言うことでいいですか?」
「「「「はい。」」」」
昼休みに紅葉と少し改善箇所を相談して
やっと決まりました。
内容は本番までのお楽しみですがね。
みなさんも楽しみにしていてください。
きっと盛り上がるでしょうから。
………その日はそれで終わり…
「また待ってたんですか。」
「ダメか?」
「ダメですね。」
とか言いつつも結局珀炉と一緒に帰ることに。
「そーいや、そのうち転校生がくるんだって。」
帰り道、珀炉がふとそんなことを言い出した。
この時期に転校生…
どんな人なんでしょうか?
でも、私に連絡がきてないのでもう少し先ですよね。
今は風月祭の方が大切ですし。
───この時、もう少し珀炉の変化に気づくことができたなら
この先に起こることに少しでも対策ができたのに…
後悔するのは、まだ早い…───


