そこまで言われると断りづらいんですが… 昔から露美さんには敵わないんですよね。 「わかりました。では少しの間だけお世話になります。」 「最初から母さんに言わせれば良かった。」 「珀炉いたんですか。」 いつの間にか階段を降りてきた珀炉が近くにいた。 珀炉の家に住むのは違和感があるんですが 好意はありがたく受けとることにしましょう。 「結局天苑もここに住むんだろ?」 「少しだけですが。」 「そうそう夕御飯をつくったから一緒に食べましょう。」 「分かりました。」 3人でリビングに向かう。