「だから言っただろ。
母さんも喜んでるからしばらくは家にいろ。」
いやまぁ露美さんにはお世話になっていますが…
やはり、それとこれとは話が別です。
「失礼します。」
「おいっ!ちょっと…」
珀炉の言葉を無視して部屋をでる。
そして階段を降りて、玄関に向かう途中
露美さんに会った。
「天苑ちゃん帰っちゃうの?」
「えぇ、お世話になりました。」
「そんなこと言わないでここに住みなさいよ。
珀炉もいるし少しは安心じゃないかしら?
それにその怪我なら家にいた方がいいわ。
せめて治るまででも…」
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