冷淡少女


「え…」

男は苦笑した。

「何よ?」

「いや…なんでもないっ
僕の名前は鈴村秋」

「私は佐久間。」

わざわざ、下の名前まで
いう必要はなさそうね。

「あの、扉の方にいるのは
僕の友達なんだけど、
知ってる?」

「顔がよく見えないけど
知らないと思うわ。」