無上にも学校の正門は開いていた―

土日はいつも閉まっているはず―


私は息を飲み正門を潜った。


教室には数人来ていた。

やっぱ本当なのかな…?

私の心臓が

少し早く波打っているのが分かった。


私の席は一番後ろ。


あいうえお順で並んでるから




隣は山田光男の席―