「でも、虐待していた事は事実ですから…。

 私は光男君から

 ずっと相談されてたんです。

 まさか、母親が知らなかったなんて…

 ねぇ…。」


川添先生は呆れたように私に言い放ってきた。

私は先生の態度にブチ切れそうだったが、

夫の虐待に気付いてやれなかったのは事実…。




・・・・・・




私は気付けば学校の屋上に来てしまっていた…。

私もこのまま自殺した方が…

そんな言葉が過ぎった―


生きる気力もなくし、

生きる意味も良く分からなくなった私に、

これから先、頑張って生きろ

と言う方が残酷だと感じた。


私がフェンスを持ち、

よじ登ろうとした時…