隣の山田君


「すみませんね…

 自殺は自殺で間違いないかと思うんですが

 自殺の理由ですね―

 お父さんから虐待されていたと言う情報が入ってきまして…。」


「えぇ?!主人が…?

 そんな事するはずありません!

 何を根拠に!!」


「他者証言と、体の傷です―」



「ただいまー。」



暗い声で旦那さんが帰ってきた。


「務所まで同行願います。」


「あなた―

 逃げて…。」