隣の山田君

そこには4人の学生が座り込んでいた―


「塚本ぉー!」


「ぁあぁ~?」


塚本君は喧嘩を売るように返事した。


「なんでこんなところに隠れてるんだ?

 お前ら自習時間だろ?!」


「っせーなー。隠れてなんかねぇーよ!

 自習時間だろーが!

 空について学んでんだよ!」


塚本君はそう返した。


「塚本―

 ちょっとこい!話がある。」


そう言い、塚本君は連れて行かれた。

寺崎君は全身冷や汗…

センコー…

助けてくれるって言ったじゃん…

あれ…嘘だったのかよ―

センコーを信じた俺が馬鹿だったのかよ…

俺はフェンスまで走り、

大声で


「塚サ~~~~~ン!」


と叫んだ―