「正座!!!

 いい?冷静に聞いて!」


母は寝ぼけた私の頭を

ペシッと叩いた。


「今連絡網が回ってきたの。


 クラスの山田君―



 死んだんだってよ…。」


「はぁ?お母さん何言ってんの?

 それ、マジ情報ぉ?!

 嘘だったらぶっ殺す!」



私は右手の中指を

お母さんの目の前に突きつけた。