―自習時間

突然与えられた先生からのプレゼント☆


私達は先生の足音が消えるのを確認すると

一斉に喋りだした。

すると、塚本君が突然教壇の前に立った。


「おい!この中で俺のことチクッた奴がいるだろー。

 センコーから聞いたんだよ!

 クラスメイトを売りやがって!」


塚本君は細い目をめいっぱい見開き

私達の事を隅から隅まで見た。

下を向いたら疑われる…と思い、

私は懸命に塚本君の目を見て

私は違う…

とアピールするかのように首を横に振った。