私は落ち込みながら教室へ戻った。



うちの学校は不良校だけあって、圧倒的に女子の人数が少ない。



私のクラスは私を合わせて、たった5人だ。





「菖蒲、どこ行ってたの?」


「ちょっとね」





失恋したての私は元気もでなくて、そのまま自分の席に座りボケ~としていた。