「悪かった」
先輩は私に回していた腕を放して、また謝ってきた。
先輩は全く悪くないのに。
「私の方こそごめんなさい」
だから私も先輩に謝った。
「ほんと、心配かけさせんな。お前はいつも危なっかしいんだよ」
先輩にこんなことを言われているのにちっとも恐くない。
それどころか先輩の声が優しい気さえする。
先輩は私に回していた腕を放して、また謝ってきた。
先輩は全く悪くないのに。
「私の方こそごめんなさい」
だから私も先輩に謝った。
「ほんと、心配かけさせんな。お前はいつも危なっかしいんだよ」
先輩にこんなことを言われているのにちっとも恐くない。
それどころか先輩の声が優しい気さえする。


