私はお姉さんの言葉を聞いて、溢れてくる涙を止めることができなかった。
隣にいるお兄ちゃんはそんな私の背中を優しく擦ってくれていた。
「菖蒲さんのお兄様ですか?」
「はい」
「どうか成泰とうちの両親は別で考えていただけませんか?両親のしたことは許されることではないのは十分に承知してます」
お姉さんも知っていたんだ。
「でも成泰は本当に菖蒲さんのことを大切に思っています。勝手なお願いなのはわかっておりますが、お兄様が菖蒲さんを思うように私も成泰を思ってます。どうかお願いします」
お姉さんはそう言ってお兄ちゃんに頭をさげた。
隣にいるお兄ちゃんはそんな私の背中を優しく擦ってくれていた。
「菖蒲さんのお兄様ですか?」
「はい」
「どうか成泰とうちの両親は別で考えていただけませんか?両親のしたことは許されることではないのは十分に承知してます」
お姉さんも知っていたんだ。
「でも成泰は本当に菖蒲さんのことを大切に思っています。勝手なお願いなのはわかっておりますが、お兄様が菖蒲さんを思うように私も成泰を思ってます。どうかお願いします」
お姉さんはそう言ってお兄ちゃんに頭をさげた。


