7月21日
今日がたくやの誕生日。
日付が変わると同時に
お祝いのメールを送った。
そしてこれから私は
たくやの家へ行って
二人で誕生日パーティーをする。
今日、学校が休みで
良かったと心から思う。
この間買ったプレゼント、
昨日の夜に書いておいた手紙と
市販のやつだけどケーキを
持ってたくやの家に向かった。
ピンポーン
たくやの家のインターホンを鳴らす。
「開いてるから入っておいで。」
スピーカーから聞こえた
たくやの声の通り
お邪魔させてもらった。
たくやの部屋のドアを
ノックして静かに開ける。
「かな、遅いんだけど?」
「ごめーんっ!ケーキ買うの並んでたの。」
「…わざわざ買ってきてくれたの?」
「え、うん。
手作りじゃなくてごめんだけど…。」
「ばか…。」
「あれ、甘いのだめだっけ…?」
「そうじゃなくて!」
「ん?」
「今日1日かなが居てくれるだけで
俺、何にも要らねーのに…!」
ギュゥ…
そう言って私を
強く抱き締めるたくや。
「今日どうしたの?なんか変だよ?」
「嬉しいだけ。あと、
ちょっと恥ずかしい…。」
「なんか可愛い!」
「うっせぇ!…けど、ありがと。」
ケーキだけでこんなに
喜んで貰えると思わなかった。
たくや、可愛すぎる…。

