「…って言うこと。」

はるかに隠してた、
たくやとの関係を簡単に説明した。


「もーっ!何で早く言わないのよ!」

「いや、だって…。」

「だってじゃないよ!んで、記念日いつ?」

「5月7日だけど?」

「え、なら今日で1ヶ月!?」

「うっうん。だからデートするの。」

「それだもん時間気にするわけだ!
チュープリ撮ったら見せてねっ!」

「撮るかわかんないよ?
まず、チューとかしたことないし…。」

「は!?1ヶ月なのに!?」

「…やっぱり遅いかな?」

「遅すぎでしょ!
うちらすでにエッチしたけど。」

「や、それは知ってるけどさ。」

「まあ…人それぞれじゃない?
二人のペース大事にしなよ。」

「うん…。」

「かな、そろそろ行かなくていいの?」


いつの間にか終わっていた掃除。

「あっ行くわ!」

「楽しんできな〜。」

はるかに見送られ、
学校を後にして待ち合わせ場所へ急いだ。