それから約二週間、あのカラオケをきっかけに
四人で遊ぶことが多くなった。
私が思うに、ゆうたは
はるかのことがきっと好きだ。
そんなゆうたに、ひろとと私は気を使い、
なにかと二人にさせることがあった。
その効果かどうかは分からないが、
この間はるかに
「ゆうたって好きな人いるのかな…?」
って明らかにゆうたのことが好きだって
ばればれの質問をされた。
きっと…二人は近々付き合うだろう。
ひろとも私もそれを望んでいた。
はるかとゆうたがそんな状況の中、
私はたくやとほぼ毎日のように
メールのやり取りをしていた。
内容は他愛もないことばかり。
だけどそんなメールが楽しくもあった。
たくやの優しさと人柄に
メールだけでひかれていった。