少しの間沈黙した後、先生が我に返り入学式が再開された。

「・・・そ・それでは、昨年度首席で入学した龍華 尋騎[リュウガ ヒロキ]が在校生代表として挨拶をします。」



いよいよやってきました・・・

本当にいやだな・・・


コツコツコツ・・・



『・・・えーー、先ほどご紹介がありました在校生代表の龍華 尋騎です。

 新入生のみなさんご入学おめでとうございます。


 この学園では、A~Dクラスその中から選抜された数名はSクラスになります。


 Sクラスになったらいろいろと特権があります。』




俺は、本当は生徒会が説明しないといけない基本的なものをした。



『だから、Sクラスにはいれなかった人でも部活や勉強を一生懸命頑張れば、理事長の判断で入れる可能性があります。


だからといって、友人を作らずに勉強だけ・・・個人種目で成績を残すため自分一人でやってしまうなどは違うと僕は思います。


Sクラスになれた人は、特権があるからと言って気を抜きすぎて問題行動を起こさないでください。


それでは、新入生のみなさん楽しい学園生活を過ごしてください。


これで、在校生代表の挨拶を終わります。』



俺は、挨拶が終わりはじめいた場所に戻ってきた。





「これをもちまして入学式を終わります。


 新入生退場・・・」