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「やべーほど可愛い子と


 すれ違ったんだって!」










朝っぱらから


横で騒ぎ立てる男。












俺、渡辺 蓮は



「あっそ」



と適当にあしらうと鞄を机に置いた。











「レン・・・信じてないだろ」








「いや、お前女子見るたび

 
 可愛い可愛いって言ってるじゃん」