私は嬉しかった。
私が憧れてたあの景色を、
中山の隣に、
いれること。



中山は電話をかけた。


「美梨奈と別れるわ。
あと、翔輝にも報告する。」



私はベンチに座り、中山の隣に寄り添った。


ただ…この瞬間が永遠に続けばいいと思った。


この選んだ道が、大変な自体を生むことを
知らなかったから。