私は家の近くにある角を曲がった。
曲がったその先には



翔輝が立っていた。



『翔輝?どしたのさ?こんなとこで。』


「いや…。
…お前さ、佑斗と付き合ったんだってな!
良かったじゃん?!…おめでと…」


そっか…
翔輝は知らないんだ。


私が、
翔輝が私の事を好きって知ってることを。