冥界のエトランゼ




「あの…」


「なるほど。陽向様が人間界に留まっている理由がわかりましたわ」


声のするほうに目を向けると、険しい表情をした空野さんが立っていた


陽向はグイッと私の腕を引き、彼女の視界に入らぬよう私を後ろに隠した


「どうしてですの…?」


空野さんの声が微かに震えている


泣いているの…?


「どうして私じゃダメなんです…?」