冥界のエトランゼ



「陽向、気にすることないよ」


「俺に似た奴…。まさか…」


陽向はまた考え事を始めた


こんな時は何かあるに決まってる


「なにか心当たりがあるの?話してくれるよねっ!」


陽向のことだから、隠すに決まってる


危険なことならなおさらね


私の勢いに観念したのか、陽向は私を連れて屋上へ上がった