冥界のエトランゼ



陽向の表情を伺うと、少し強張っていた


どうしたんだろう、と思い、もう一度名前を呼ぼうとしたその時


ドンッと大きな音が鳴り響いた


「流れ星が…堕ちた…」


そう小さく呟くと、陽向は林の方へと血相を変えて走って行った


「ちょ、ちょっと待ってよ…!」


私も急いで陽向の後を追った