いやいやいや。
ここ笑うところじゃなくない!?
ごまかすつもり?とキッと東間くんを睨みつけると、顔を背けられた…。
し、ショック……。
ほんのり赤い顔でまたこちらを向いたと思うと、また余裕の笑みで言った。
「…あれ、妹の恋(こい)。今中2の14。」
今日何度目のパニック?
あたしがみた
し、嫉妬…してた
可愛い女の子が妹さん…?
理解した瞬間、身体から力が抜ける。
ってあぁ!
「とっ隣のクラスの矢野さんは…?」
「は?誰だよそれ。」
ただの、噂?
さすがにこれはあたしが悪いかな…?
「ご、ごめん…。」
また俯いてた顔をあげて、安堵で濡れた目で東間くんを見上げる。
ホッとしたような、申し訳ないような、でもちょっと恨みがましいような そんな気持ちで。

