隣には見知らぬ男の人。
18歳の達也くん?だったかな。
カラオケの個室にはあたしと紗友紀、クラスの愛ちゃんと、高3の他校の男の人。
割と…距離が近いです…。
達也くんは確かにカッコいいけど…この距離はナニ。
2人はそれぞれ盛り上がっちゃってるし…。帰りにくいなぁ。
「…光梨ちゃん?」
いけない、全然話聞いてなかった。
「ごめんなさい…。なんですか?」
「光梨ちゃん可愛いけど、彼氏いないの?」
その質問結構痛いよ…。そして近いよ…。
「…昨日まではいました。別れ…ましたけど。半分一方的に?」
投げやりに言ったあたしに、達也くんは
「俺で良かったら話…聞くよ?」
と言ってくれた。
とりあえず離れたいあたしは
「うん…ちょっといい?」
と言ってさりげなくカバンを2人の間に置いてから話し始めた。

