で、今朝もいつもの光景に
耐えながら1人席に着く。
始めの頃はしていた挨拶も、今じゃほとんどしない。
あたし達の間には、もはや彼氏と彼女という肩書きしか無かった。
挨拶も、会話も、アイコンタクトも
何一つ、残っていない。
ねぇ、東間くん。
なんで別れを告げてくれないの?
もう、あたし…。
「あぁー。またか。大丈夫?光梨。」
前の席についた紗友紀が気遣うように声をかけてくれる。
クラスのみんなはあたし達のことは知らない。
あたしが教えたのは紗友紀だけ。
言ったら、あんなにモテる彼のこと。
嫌がらせが絶えないに違いない。
まぁ、もうその心配もないかな…。
もう、あたしは無理。
恋心はズタズタ、ボロボロ
でも好きって気持ちは消えなくて
それどころか膨れ続ける。

