それから、お茶を飲む部屋に入れてもらいました。


執事が紅茶とお菓子を持って来てくれました。


王子さまは紅茶を飲んでから言いました。

「何か、好きなことはありますか?」


「森を散歩することかしら?」

お姫さまは答えました。


しかし、王子さまは不思議そうな顔をしました。


それからお姫さまに聞きました。

「姫たちはみな、友達と宝石を見せ合ったり 乗馬で遊ぶものだと思っておりました。」


それを聞いてお姫さまはハッとしました。


わたしには友達が1人もいない…