王子さまのお城は遠くにありました。 けれど、王子さまの白馬に乗って お城へひとっ飛びできました。 お城に入ると、女中の女たちが王子さまに話しかけました。 「王子さま、いったいこの女は何者です?」 王子さまは答えました。 「わたしのお嫁さんだよ。」 お姫さまはそれを聞いて赤くなりました。 女中たちは キャーッ と悲鳴をあげて、逃げてゆきました。 何人かの女中は、お姫さまをきつく睨みつけました。