18歳の誕生日 友達にもたくさんたくさん祝ってもらった。 その度に悲しくて泣きたくなった。 トオル、来年には追い付いちゃうね。 心の中でそっと語りかける。 時間が巻き戻せないならこのまま世界が止まればいいのに。 浜辺に寝転んで奏と手を繋いで星を見てたらいつの間にか12時を過ぎて、誕生日が終わっていた。 奏は、最後まで「おめでとう」とは言わなかった。