お姫様のオオカミ

「ひっ…///」

驚いてとっさに後ずさり。
背中に柵が当たって鈍い音が響いた。

「大丈夫?」

「だっ大丈夫です///」

顔が火照る。
髪の毛を触った…撫でただけでこんなに意識してしまうなんて。

「…ひっ!?」

「顔、真っ赤(笑)」

玲央の手が私の頬に触れている。
その部分が更に熱くなる。

「そんなに赤くなるようなことがあったの?」

「えっ!?あっ…///」

髪の毛触ってましたなんて言えない。
なんでかわからないけど、すごく恥ずかしくて心拍数が上がってる。

「かみΣキーンコーンカーンコーン

玲央が何か言おうとしたと同時にチャイムが鳴った。
チャイムでなんて言っていたのかわからなかった。

「玲央、今なんて…?」

「まぁいいや。これで午後の授業全部終わりだよな?」

「あっはい」

「じゃあ行くか、サッカー」

「はいっ」

「…の前に荷物取りにいくか」

「そっそうですね…」

教室、戻るのかぁ。
…絶対怒られる。