お姫様のオオカミ

いつも通り送ってもらった。
あれっきり無言だったけど…

「じゃっじゃあ…その…」

『また明日ね』 その一言が言えない。
明日は来てくれないんじゃないかって思ってしまって…

「『また明日』、だろ?」

私の頭をなでながら言う。
私の方が気を遣ってもらってるみたい。

「そっそうですね。…また明日」

「あぁ」

精いっぱいの笑顔で見送った。