お姫様のオオカミ

「結局俺は最低な奴なんだ。これでわかったろ?俺はお前と一緒にいる権利はないんだ」

嘘、でしょう?
そう言ってよ。
冗談だよって。
私が思っていたことも、桜井くんが思っていたことも、勘違いだったんだから。
それでいいじゃない。

「桜井く…」「本気だから」

私にかぶせるように答えた。
その声は今までで1番怖い声だった。