お姫様のオオカミ

「顔が赤くなるようなことしてた?」

顔を隠したまま首を横に振る。
してたけど…

「顔隠してても無駄だよっ。真っ赤なのバレてるし」

そっと隠していた手をはずした。
先輩を直視出来なくて目線を逸らす。

「やっぱかわいいなぁ、詩音ちゃんは。…じゃあ行こうか」

小さく頷いて、先輩のあとをついていった。