お姫様のオオカミ

頃合いをみて家を出た。
少しして遠くからキャプテンが見えた。
キャプテンも私に気付いたのか、走ってこちらへきた。

「待たせちゃったみたいだね」

「いっいえ、私が勝手に待ってただけなんで」

大きく首を横に振りながら答えた。

「詩音ちゃんの私服、初めてみた」

「そっそうですね…」

今になって恥ずかしくなる。
私服、変じゃないかなとか思ってる。

「私服までかわいいなんて」

「そっそんなっっ。そんなことないです」

頬が紅く染まる。
キャプテンは褒めるのが上手い。
さらっと言ってしまうんだ。