お姫様のオオカミ

とりあえず、シャワーに入ろう。
この気持ちを落ち着かせるために。


浴びてみた。
浴びてみたけど、全然落ち着かなかった。
全く持って落ち着かない。
もやもやしたまんまのドライヤー。

「熱っ」

耳をちょっと火傷した。
シャワー浴びてても髪の毛を乾かしてても思い浮かぶは玲央の声。
思い出すたびに頬が赤く染まる。
その繰り返し。