少しの間だけ、玲央に抱きついた。
その間、玲央は何も言ってこなかった。何もしてこなかった。
「…すっすみません」
最後の『すみません』と一緒に玲央から離れた。
まだ涙は枯れていなくて、とめどなく流れる。
だから玲央の顔はぼやけてよく見えない。
でもそれでいい。
はっきり見えて嫌な顔をしているのは見たくないから。
わがままだってわかってる。
でも玲央の優しさに触れたかったから。
「詩音っ」
「私、もう玲っ…桜井くんのご迷惑なるようなことしませんから。だから、学校に来てください。サッカー続けてください。だから…だから…」
言葉が続かない。
玲央…桜井くんに別れを告げているようで。
私自身の気持ちに嘘をついているようで。
それが嫌だって体が拒否してる。
だけど、こうするしかないんだ。
桜井くんは私の事を嫌いだから。
桜井くんには好きなことしててほしいから。
好きな人には…幸せになってもらいたいから。
私のせいでまた登校拒否になったら…
そう思ってしまったから。
私は一礼して早歩きで校門へ向かった。
これ以上一緒にいたら迷惑になってしまうって思ったから。
その間、玲央は何も言ってこなかった。何もしてこなかった。
「…すっすみません」
最後の『すみません』と一緒に玲央から離れた。
まだ涙は枯れていなくて、とめどなく流れる。
だから玲央の顔はぼやけてよく見えない。
でもそれでいい。
はっきり見えて嫌な顔をしているのは見たくないから。
わがままだってわかってる。
でも玲央の優しさに触れたかったから。
「詩音っ」
「私、もう玲っ…桜井くんのご迷惑なるようなことしませんから。だから、学校に来てください。サッカー続けてください。だから…だから…」
言葉が続かない。
玲央…桜井くんに別れを告げているようで。
私自身の気持ちに嘘をついているようで。
それが嫌だって体が拒否してる。
だけど、こうするしかないんだ。
桜井くんは私の事を嫌いだから。
桜井くんには好きなことしててほしいから。
好きな人には…幸せになってもらいたいから。
私のせいでまた登校拒否になったら…
そう思ってしまったから。
私は一礼して早歩きで校門へ向かった。
これ以上一緒にいたら迷惑になってしまうって思ったから。

