お姫様のオオカミ



…結局わからないまま数日が経った。
考えすぎてあんまり寝付けない日々が続いていた。
頭がボーっとする…
寝不足かな?
でも学校行かなきゃ…

ボーっとする頭だったが、学校には何とか間に合った。

「おは…寝不足?」

「おはようございます。…そんなことないですよ」

「嘘。クマできてるよ」

「えっ?」

「しーちゃんおはよー。クマができてるけど大丈夫?コンシーラー貸そうか?」

「そっそんなに目立ちますか?」

鏡で見たときはそんなに目立ってないかもって思ったのに…
2人とも鋭い。

「今日は無理しない方がいいよ。部活も休んだら?」

「そっそんなにですか?」

「詩音ちゃん見てると心配になる…くらいかな」

「今にも倒れちゃいそうだよ?」

「ご心配おかけしてます。でも、大丈夫ですから」

「詩音ちゃんの大丈夫は大丈夫に聞こえないんだよね…ゆうちゃん!」

「あいあいさぁー」

ゆうちゃんが敬礼をすると、私の腕をがっちりと掴んだ。
その反対を朱里ちゃんが。

「さぁ、保健室行くわよ」

「えっあっだっ大丈夫ですって」

「いいからいいから」

2人の力に勝てず、保健室に連行された。