お姫様のオオカミ



────「…ここ、どこ?」
寝ぼけ眼であたりを見渡す。
見覚えのない場所…
確か、クラスメイトに会いに行って…

「起きた?」

「…えっ!?あっ私っ」

挙動不審な私。
目の前にはそのクラスメイトがいた。

「あんた、熱出して倒れたんだよ」

熱?倒れた?
私、なんて失態を…

「あのっ、ご迷惑をおかけしてすみません…」

なんて迷惑をかけてしまったんだ私は。

「別に。お前、もう少ししたら帰れよ」

彼はそういうと部屋を出て行こうとした。