「………万優架…」 ………ギュッ… 私の体中が雄大の温もりと、匂いに包まれる… 「……何に対して怯えてんのかわかんねぇけど… もしも今、万優架が考えてる事が俺の事なら… なんにも心配いらねぇぞ…?」 「…ゆ…だい…」 「……俺は、今もこの先も ずっとお前だけだ…つうか、お前しかもう見えねぇんだよ… いいか?万優架… 俺は、たとえお前が離して…と言ったとしても… 俺はこの手を…お前を… 離してやらねぇよ?」 雄大はそう言い、繋いでいる手に力を込める… 雄…大…雄大…??