「………おっしゃ!着いた!
万優架…ちょっとココで待ってろ?」
「…はーい」
着いたのは、駅前で雄大は切符の方へ走って行ってしまった…
丸い柱にもたれ掛かり、雄大の姿を待っていると…
「………ねぇ、ねぇ!君!」
……君?
目の前で声がしたから、振り向いてみると、
やっぱり私に話し掛けたらしき男性が二人…
「ほら♪やっぱりビンゴ!」
「マジじゃん!!うっそ!超可愛い♪」
「………あ、あの…?」
「……ねぇ君…今一人?
それなら、お兄さん達と遊ぶ?」
「……え…あの…人を…待ってて…」
肩を強引に抱き寄せられる事に違和感を感じながらも、
無視なんて出来っ子なくて…
