―数時間後

なんだかんだで乗せられて4個もジェットコースターに乗ったかな?

わかんないや。

只今、ベンチで休憩中。

あー気持ち悪いかも!

さっきから、ため息しか出ない。

「はい。これでも飲め。ちょっとは元気出るぞ。」

「アリガト。」

ん~!美味しい。

スッキリした。


午前中は飛ばし過ぎたから午後はゆっくりすることにした。


「最後どうするんだ?」

そうだね。もうそんな時間か。



「やっぱり、観覧車でしょ!」

「よし、行くか!」

「うん。」

さすが、観覧車はカップルでいっぱい。

やっと、観覧車に乗れる。

「あのさー。」

「何?海斗。」

「今日、何の日かわかってるか?」

今日?なんかの記念日だったけ?

思いつかない。

あっ!

自分の誕生日だ。

すっかり忘れてた…

だから、今日デートか。

思いついた顔を見た海斗は少し呆れ気味。

「ハッピーバースデー、桜。」

好きな人と誕生日を祝えて嬉しいなっ。

「はい。」

渡されたのは、ピンクの縦長い箱。

「開けてみ。」

「うん。」



―パカっ

「!!」

なんと、縦長い箱に入ってたのはネックレス。

嬉しすぎる。

思わず、海斗に抱きついた。

耳元で「ありがとう。」と言った。

「つけてやる。」

このネックレス、お気に入りになる!

よく見ると、海斗も同じようなネックレスをしてる。

「ペアなんだ!」

「あぁ。いいだろ!」

「うん。本当にありがとう。」

―チュッxoxo