「どう?この浴衣と髪型?」

さぁ、どうだ!!

「めっちゃ、似合ってるな!」

喜んでるみたいだし頑張った甲斐があるよ。

「ありがとっ」

「よし、じゃあ行くぞ。」

「うん。」

出店で何食べようかな?

りんご飴?わた菓子?チョコバナナ?

悩む・・・



「混んでるねぇ~」

「あぁ。」

周りは、人人人!!

人だらけ!

さすが!花火大会、カップルが多いね。



通っていく人みんな海斗のこと見て顔を赤くしてる。

彼氏がとなりで歩いてる彼女さんまでっっ

モテる彼氏を持つと大変だな~


「ねぇ、そろそろ花火が上がる時間じゃない?」

「そうだな。あそこのベンチに座って見るか。」

なんていうタイミングの良さΣ(゚д゚lll)

「そうしよ。」

ふー。結構、歩いたな~。

疲れた(;´ρ`)


「まだ、時間あるからりんご飴買ってきてやる。」


め・め・珍しい!


海斗がなんか買ってくれるなんて!!!


あっ、でも当たり前か。彼女だもんね。


なんちゃって(ノ∀`)


「お言葉に甘えて。」

「ここに、座ってろ。」

「うん。」

海斗が私に優しいと変な感じ。

でも、嬉しい。



まだかな~?


早く食べたい。


それとなくお腹が空いてきた。


「あの~、すみません。」


誰?顔を上げて返事をする。


「はい?」

「ビンゴ。ねぇ、君さぁーモデルやらない?」


何、この人?


まさかのスカウト?


「結構です。興味無いんで…」