「なんのご用ですか?」


「おう。あのさー......」


なに?さっさと言ってくれない?


「もし、、、優勝したら付き合ってくれないか?」


はいーーーー?



「なんかのドッキリ?」


ありえないんですけど?


まさかの、告白ーーっ


「マジだから。」

「でも、彼女いるんでしょ?誰か知らないけど。」


彼女いるのに告白?


「昨日、別れたよ。」


うそ! マジなんだ!



まさに、開いた口がふさがらないんですけど!!


「そうなんだ…返事は試合中に考えとくね。」

「わかった。でも、多分このあと試合終わったらすぐに打ち上げだと思うから、LINEしといてほしいんだけど…」

「いいよ。その方が私も色々と都合いいしね。」

直で告られて、LINEで返事するって変な感じ。

「そろそろ、始まる時間じゃない?」

「ヤバっ!行かねーと。じゃあな。」

「頑張ってね!」

「おう。」

どーしよう。もし優勝したら…

告られるとは思ってもいなかった。

ホント、どーしよー。

「桜、長かったね(笑)どうしてかな~?」

唯が悪魔の笑を浮かべて聞いてくる。

これは、素直に答えるべきだな...

「今から試合始まるから、この試合終わったら詳しく話します…」

「やったね~。じゃあ、このあとカフェでも行って詳しくお話を聞かせていただきまーす。」

「はいはい。」