→無題←


数分後、心臓蘇生が始まった。

虚しくも部屋に先生の呼吸が荒くなるのと、モニター心電図のピッーーーーーという音が鳴り響く…。

そして、最善を尽くしてくれた汗だくの宮路先生が…

『最善を尽くしました…』と一言。






《12月24日 23時59分 河西 翔 永眠》





「嘘でしょ…。…こんなのありえない…。つい数時間前まで普通に会話してたのに…。」

一気に目から涙が溢れ出した。

立っていられなくもなりその場に膝から落ちて座った。