秋から冬に完全に変わったとき、私の足も治りつつあった。

「あと一週間で運動もバレエもしていいですよ。」

思わず、心の中でガッツポーズをした。

なぜなら、予定より少し早く治りそうだから♫

喜び溢れながら病院を出て行った。

今になっては松葉杖をつかなくても歩けるようにまで回復した。

「これも、翔と唯のおかげだよ♡」

「ありがとな。そう言ってくれて。」

お気付きかもしれませんが、今日の病院は翔と来てます♬

お母さんは仕事の関係でどうしても休みが取れないといい、代わりを頼んだんだ。

「ねー、足が治ったらデートしよっ!?」

「いいぞ、どこ行きたい?」

「行きたいところがあるんだ!」

翔がどこだ?という顔をしてたので、すかさず答える。

「水族館!!!」

「いいけど、でもまた、なんで?」

実は、動物園とか水族館って行ったこと無いんだよね…。

いつも、旅行って言ったら海外だった。

だから、行ってみたかったんだよねぇーw

「分かった。じゃあ、イブに行こ。」

「やった♬♬」








あんな悲劇になるなんて誰もが思ってもいなかっただろう。