翔と喧嘩をしてから一週間が過ぎようとしていた。

私は、未だに学校に行けない日々が続いている。

なかなか、行ける状態にならなかった。

翔と会うのが気まずいのもあるけど…

お母さんは、『学校に行きなさい』とうるさいけどなんとか拗らしている。

そろそろ、限界だと感じるようになってきた。

更に、翔はあれ以来来てない。

あっちは、どう思ってんのか知らないけど…

でも、そろそろテストがあるから行ったほうがいいかもね。


―ピロピロリン~♪

画面には『唯』の文字。

開いてみると、写真付きLINEだった。



―――――――――――――――――>

いつになったら学校に来るの?

早く、おいでよ。みんな待ってるよ!

[写真]

――――――――――――――――――


黒板の前で撮ったクラス全員の写真。

黒板にはメッセージが書いてあるのがそれとなく分かる。



このメールをキッカケに学校に行くことを決意した。

しかし、翔とは喧嘩をしたままだ。