家についた。

無言で背中貸してくれようとした。

「ありがとう。でも、毎回翔に手伝ってもらう訳にはいかないから歩くね。」

「そうだな。」

背中は貸してもらわないけど、腕は貸してもらうことにした。

流石に一人ではまだ歩けない。


「ただいま〜。」

「おかえり〜。大丈夫⁉」

お母さんが心配そうに聞いてくる。

「多分、ただの捻挫だと思う。」

まだ病院に行ってないから捻挫かどうかはハッキリ分からない。

「部屋で安静してなさい。明日、病院で診てもらいましょ。」

「わかった。」