「ちょっと、ここ座ってろ!」


桜水を座らして向かった先は・・・。


「おい!心月、話がある。」

「あ~。はいはい。この話、終わったらすぐ聞くからそこで待ってて。」

「今すぐだよ!!!今すぐ。」

若干、怒り気味で言ったせいか、『すぐ、戻ります。』と一言言ってこっちに来た。

「何?今、話してたんだけど!!」

怒ってる、心月。

いつもと同じぐらい怖いが、今日はそんなの関係ない。

「スイスのチョコ、桜水に食べさせただろ!?」

「そうだけど、どうしたの?まさか!体調悪くなっちゃった!?」

心配そうに問いかけてくる。

「チョコに入ってたワインのせいで酔ってんだよ!」

「あ~。ゴメン。これに関しては謝るわ。」

「それだけ。」

心月は『あっ、そっ。桜水ちゃんに謝っといてくれる!?もう少しで契約取れそうだから。ホントゴメンね。』と言って話しに戻っていった。